上尾市図書館では、老朽化した図書館本館の改修に向けた設計業務に取り組んでいます。
市民の皆さんのご意見を踏まえた時代に合った新しい図書館をつくるため、令和7年10月に引き続き、2回目の市民ワークショップを11月15日に開催しました。
当日は事前にお申し込みのあった15名の市民の方にご参加いただき、館内に設置予定の施設・設備の広さや位置に対する考えをお聞きしました。
参加いただいた皆さんの間で活発な対話が行われたことにより、施設・設備の広さや位置に対するご要望の背景にある「想い」を可視化することができました。
例えば、閲覧席に関しては「机に本を置き、見開きでじっくり楽しみたい」という想いがある一方で、「借りたい本を選ぶために書棚の近くで素早く立ち読みをして内容を確認したい」という異なるニーズも存在していることが分かりました。また、学習席については「子どもたちの未来のために、訪れやすく、勉強しやすい環境を整えるべき」という声が上がり、位置や広さの決定にあたっては環境面も重要であるという意見も共有することができました。
さらに、様々な属性や目的を持つ一人ひとりが「居心地が良い」と感じられる空間をつくるためには、空間のすみ分けが必要であるという考えも寄せられました。
市では、本ワークショップでの議論や、これまでのアンケートの結果などを踏まえて改修後の図書館内のレイアウトの検討を進めてまいります。
参加者アンケート結果(抜粋)
市民ワークショップの満足度
84.6% (アンケート回答者のうち、満足度に関する5つの選択肢のうち、「大変満足」または「満足」を選択した方の割合)
意見・感想

グループワークの様子