上尾市図書館では、7月22日(土曜)に、上尾市図書館 市民ワークショップ(A日程・2日目)を実施しました。2日目は、1日目に参加の皆さんが考えたアイデアや発想などを、実現性が高いと考える3案の更新手法に落とし込み、理想の図書館像について一緒に考えました。
開会・挨拶
図書館長から、2日目のグループワークの目的と意義について説明し、活発な意見交換をお願いしました。
アイスブレイク
各グループごとに柔軟な思考を必要とする『水平思考クイズゲーム』にチャレンジしてもらいました。時折笑い声も聞こえ、和やかな雰囲気に包まれました。
グループワーク(1)
図書館からの課題として、『現在地建替型(約3,000平方メートルの広さ)で創る理想の図書館』が出され、グループごとに取り組みました。
各グループのスペースやサービスの絞り方に違いはあるものの、現本館の既存のスペースや機能は残しつつ、新たなサービスやスペースを導入する傾向がありました。グループによっては、移動書架の導入や電子図書館サービスの充実による蔵書冊数の強化であったり、集会室や閲覧席といった滞在型設備の充実により居心地の良い空間づくりに重点を置くなどの発案が見られました。
Aグループのグループワーク(1)で考えた図書館像のコンセプト
- 子どものうちから図書館に触れる体験(例:伊万里市民図書館)
- 建物のインパクト
- 乳幼児の親子が楽しんで過ごせるスペース(声を出してもOK)
- デジタル化
- 中高生が気軽に集まれる雰囲気のある場所
- 木を使ったあたたかみのある図書館
Bグループのグループワーク(1)で考えた図書館像のコンセプト
- 各世代が集える図書館
- 若者をもっと受け入れられる努力が必要
- 駅前立地を検討して欲しい(全世代を集めるため)
- 県内に良い目標となる図書館があるのではないか
- 参考にする図書館の分析
Cグループのグループワーク(1)で考えた図書館像のコンセプト
- 人や本、「何かと出会える」図書館
- 全世代に対応できる

【表1 グループワーク(1)の各グループの検討結果】
グループワーク(1)検討結果 PDF版

【Aグループ グループワーク(1) 検討結果】

【Bグループ グループワーク(1) 検討結果】

【Cグループ グループワーク(1) 検討結果】
グループワーク(2)
図書館からの課題として、『現本館リノベーション型・民間施設テナント型(約2,000平方メートルの広さ)で創る理想の図書館』が出され、グループごとに取り組みました。
閉架を本館と切り離すといったアイデアや、1・2階のカウンターの統合、既存のスペースの床面積をいろいろ削って、新たなサービスを導入するなど多種多様な発案が各グループで見られました。2,000平方メートルまで絞り込むという課題が非常に難しく感じられた参加者も多かったようです。
Aグループのグループワーク(2)で考えた図書館像のコンセプト
- 気軽に立ち寄れる(好立地・駅近・アクセス良)
- 閉架の分散(既存の学校を使用?)
- スタッフ(司書)の充実(何でも聞ける)
- 認定司書を置く
- コンシェルジェのような人
Bグループのグループワーク(2)で考えた図書館像のコンセプト
- 集会室は維持
- 移動書架は約320平方メートル
- 貸出カウンターを1箇所にする(1F、2F、レファレンスカウンター)
Cグループのグループワーク(2)で考えた図書館像のコンセプト

【表2 グループワーク(2)の各グループの検討結果】
グループワーク(2)検討結果 PDF版

【Aグループ グループワーク(2) 検討結果】

【Bグループ グループワーク(2) 検討結果】

【Cグループ グループワーク(2) 検討結果】
発表
各グループの代表より、グループワークの中で現在地建替型、現本館リノベーション型や民間施設テナント型の実現に向けて検討した結果を発表しました。
各グループの代表者様の発表内容はコチラ
各グループ発表内容
閉会・講評・アンケート
閉会にあたり、図書館長より各グループで考えた理想の図書館像に対し講評を行いました。ご参加くださった皆さん、たくさんのアイデアや貴重なご意見をありがとうございました。
参加者の皆さまのアンケートの集計結果はコチラ
上尾市図書館 市民ワークショップ A日程(2日目) アンケート集計結果